深く暗い海底に沈み

精神的に落ち込んだときの記録

遠ざけて遠くに眠るについて


この物語は、

私が一人暮らしをしていた頃に住んでいた場所を思い返しながら書きました。


何も決めず、

ただ目の前に見えた景色を描写するところから始めましたが、

不思議なことに、

書き始めてみると、

綾という女性がそこには存在していて、

その女性を追いかけるように、

書き留めてゆきました。


海、という存在は、

とても大きな意味を持つものとして、

私の中の遠いところで、

今日も静かです。


目を通していただけますと幸いです。