2019-05-26 すみか について この物語は、私がアイルランドにいたときの景色を思い返しながら書きました。朝の陽光はとても清々しく、川に反射する光は、それ自体よりも神聖なものに見えました。景色の美しさを書きたいがために、登場人物たちがとても朧げな存在になり、抽象的でまとまりがないように思います。景色の美しさを感じる心のゆとりを、当時は切望していたのだと思います。いつも、書くことは私の救済であるように感じます。目を通していただけますと幸いです。